自転車は子どもから高齢者まで幅広い世代において、最も身近に利用されている交通手段。このような自転車の活用を推進することで、二酸化炭素の削減、健康増進、観光振興などの効果が期待される。このことから、行政機関はもとより、県民や交通事業者など、あらゆる関係者が協働して、自転車に関する施策を推進するために、本県の自転車を取り巻く現状や課題を踏まえ、「福岡県自転車活用推進計画」を策定した。
計画期間
平成31(2019)年度から平成33(2021)年度までの3年間
施策体系
「自転車を快適に利用できるまちづくり」
「自転車を活用したスポーツ活動と健康づくりの推進」
「自転車を活用した観光振興と地域の活性化」
「自転車・歩行者・自動車が安全に通行する社会づくりの推進」
上記の4つを長期的視点で実施すべき目標として設定している。
これらの目標のもとに、「自転車通行空間の整備促進」、「サイクルスポーツの普及促進」、「サイクルツーリズムの促進」、「安全教育と交通安全指導者の養成」など具体的な取組みを展開する考え方を「施策の方向性」として、11項目整理している。
成果の検証と新たな施策の検討
交通事業者、有識者、行政機関などで構成する「福岡県交通対策協議会」において、本計画に掲げた具体的な取組みの進捗状況、具体的成果、解決すべき課題を確認しながら、PDCAサイクルにより実効性を高めていくと述べた。