福岡県では、全国で初めて、個々の県内中小企業の課題に応じた生産性向上のための企業診断から、改善提案や設備導入まで一貫した支援を行うことを発表。推進拠点として「福岡県中小企業生産性向上支援センター」を2019年9月17日(火)に開設する。
センターでは、中小企業診断士や技術士が企業の現場に出向き、生産性向上に関する企業診断を実施。その結果を企業において業務改善に長年従事してきたアドバイザーにつなぎ、現場の実態に合わせた業務プロセス改善支援策を提示するとした。設備導入が必要な場合は、設備選定を支援。導入にあたっては、県が新設した導入費補助や低利融資で支援を行うという。
福岡県の小川洋知事は、定例記者会見で「今回導入されることが福岡県にとってどういう利点があって、どういうふうになっていけばいいか」という質問に対し、「今、課題になっている働き方改革、労働環境の整備、そういったことにもつながっていくだろうということで、今、この時期に技術開発の成果をうまく取り込みながらの中小企業の生産性全体の底上げ、これが大事だろうということで、今回、本予算に出して具体的にこれから動かし始めるということです。1社でも成果を上げて、それを見ながら後に続く企業を増やしていきたいと思います。」と支援への意欲を示した。
設置場所
福岡県吉塚合同庁舎1階(福岡市博多区吉塚本町13-50)
(※福岡県中小企業団体中央会に業務を委託)
TEL/FAX
092-292-8890
092-292-8688
開所時間
9:00~17:00 月曜日~金曜日(祝日・年末年始を除く)