閉店イベントや「最大級のバーゲン」などの企画が目白押し
西日本鉄道は「福ビル街区建替プロジェクト」に伴い、「天神コア」を2020年3月31日に閉館すると発表した。
天神コアは福岡・天神地区を代表するファッションビル。1976年6の開業以来44年間、若い女性向けのファッションの最新トレンドを発信してきた。閉館を迎えるにあたり、さまざまなイベントが企画されている。
メインイベントとして予定されているのは『天神コアの歴史展』(2019年12月〜)。過去のビジュアルポスターや様々な年代の写真が展示される。それに先立ち7月中旬からは、屋上ビアガーデン会場でかつてのビアガーデンや当時の街の様子を振り返る写真パネルを設置。9月からは豪華景品などが毎日当たるくじ引きなども行われる。
また『お客さまメッセージボード展示』として、館内4階のイベントスペース等にメッセージボードが設置される(2020年2月〜)。天神コアへの想いなどを利用客がメッセージボードに書き込めるようにし、44年間の歴史と思い出を共有する機会を設けるとしている。
恒例イベントであるバーゲンも例年以上に力を入れる模様だ。西日本鉄道では、夏のバーゲンを皮切りに様々な形で利用者への還元を企画するとしており、特に2020年3月の最後のバーゲンは「最大級のバーゲン」を企画しているという。
閉店後、天神コアビルは「福ビル街区建替プロジェクト」の一環として、2020年4月以降解体される予定だ。近接する福岡ビル、天神第一名店ビル〈ビブレ〉も解体し、跡地には地上19階、地下4階、高さ約 96m、延床面積約10万㎡のビルに建て替える。商業・オフィス・ホテル等を備えた大規模複合施設として、2024年春の開業を目指すとしている。
